AppService/Functionsのアプリケーション設定とは
AppService/Functionsの構成メニュー内に、アプリケーションの動作に影響するアプリケーション設定というものがあります。WindowsOSでいうと環境変数のイメージです。
Azure側で既に定義されているものもありますが、
Azureユーザによって、
名前:MYSITE_NAME
値 :AzurePaaS研究サイト
といったように、プログラミング変数のように任意の値を定義することもできて、例えばFunctionsのPowerShellアプリ上でそのまま使えたりします。
アプリケーション設定の公開情報
アプリケーション設定のリファレンス
Azure側で定義済みの設定をいくつか紹介します
Azure公式ドキュメントにAzure側で定義済みのアプリケーション設定がたくさん書かれていて、定義済みの名前と値のセットをアプリケーション設定に追加すると内容に応じてアプリケーションなどの動作が変わります。以下にいくつか例を紹介します。
Functionsランタイムのバージョンを設定する
FUNCTIONS_EXTENSION_VERSION
◇◇ 抜粋 ◇◇
メジャー バージョンのチルダ (例: "~2") は、そのメジャー バージョンの最新バージョンを使用することを意味します。
特定のバージョンにアプリを固定するには、完全なバージョン番号 (例: "2.0.12345") を使用します。
◇◇ 抜粋 ◇◇◇◇
タイムゾーンを設定する
WEBSITE_TIME_ZONE
◇◇ 抜粋 ◇◇
関数アプリのタイムゾーンを設定できます。
Key OS 値の例
WEBSITE_TIME_ZONE Windows 東部標準時
WEBSITE_TIME_ZONE Linux America/New_York
注意:Linux 従量課金プランでは、現在 WEBSITE_TIME_ZONE はサポートされていません。
◇◇ 抜粋 ◇◇◇◇
上記のような注意書きが書いてることもありますので、ご注意ください。
Functions 言語ワーカー プロセスの最大数を設定する
FUNCTIONS_WORKER_PROCESS_COUNT
◇◇ 抜粋 ◇◇
言語ワーカー プロセスの最大数を指定します。既定値は 1 です。 許容される最大値は 10 です。 関数呼び出しは、言語ワーカー プロセス間で均等に分散されます。 言語ワーカー プロセスは、FUNCTIONS_WORKER_PROCESS_COUNT によって設定されたカウントに達するまで、10 秒ごとに生成されます。 複数の言語ワーカー プロセスの使用は、スケーリングと同じではありません。
◇◇ 抜粋 ◇◇◇◇
FUNCTIONS_WORKER_PROCESS_COUNT の公開情報
以上です。