- AppService/Functionsの告知内容と対応内容
- サポート終了期限後はすぐ使えない?エラーになる?
- 自分のFunctionsが.NET 6 を使っているのかの確認方法
- どうしたら良いのか?
- 関連する公式ドキュメント・参考ページ
- 終わりに
AppService/Functionsの告知内容と対応内容
告知内容と、それに対してAzureユーザが実施すべき対応内容を簡潔に書きます。
AppService/Functionsともに.NETバージョン 6 は、2024 年 11 月 12 日にサポート終了します。
⇒ AppService/Functionsの.NETバージョンが 6 の場合、.NET 8 に移行を計画しましょう。
Functionsの.NETインプロセス モデルは、2026 年 11 月 10 日にサポート終了します。
⇒ Functionsの.NETモデルがインプロセス モデルの場合、分離ワーカー モデルに移行を計画しましょう。
サポート終了期限後はすぐ使えない?エラーになる?
Azure側もすぐに使えなくするわけではなく、一定期間のあいだはアプリのデプロイも出来てアプリの実行もできます。一定期間のあいだは使用可能状態を維持してくれますが、いつエラーになったり使えなくなるかわからない上に、セキュリティパッチが当てられなくなる等の問題もあるので、Microsoftが告知した通りのスケジュールに沿った対応が必須といえます。
移行せずに使い続けるのは自由ですが、サポート期限が切れているのに、有償サポートに問合せたりするのはやめましょう。
自分のFunctionsが.NET 6 を使っているのかの確認方法
.csproj プロジェクト ファイルのTargetFrameworkタグが net6.0 になっていたら .NET 6 が使われている、ということを確認できます。.csproj プロジェクト ファイルをAzure上で確認したい場合は、Kuduサイト (高度なツール) 上の /home/site/wwwroot 配下にあると思います。
どうしたら良いのか?
AppService
.NET 6 を使用している場合、[設定]構成メニューの全般設定タブに .NET バージョンがあるので、こちらで .NET 6 から 8 などに変更します。そして、アプリの動作確認までをサポート終了期限までに対応しましょう。
Functions
公式ドキュメントに従って移行します。そして、アプリの動作確認までをサポート終了期限までに対応しましょう。
モデルの移行手順は公式ドキュメントを見るべきですが、主に以下を実施します。
・プロジェクト (.csproj) を変更
・NuGetパッケージの更新
・ソースコードファイル (Program.cs) を修正
関連する公式ドキュメント・参考ページ
AppService
.NET バージョンごとのサポート終了期限とかが書かれています。
Functions
分離ワーカー モデルは、インプロセス モデルと同じ機能をすべて提供し、さらに次のような改善も加えられています。
Azure Functions ランタイムバージョンの概要
終わりに
.NETバージョンのアップデートは、開発者にとって重要なポイントです。特にAzure Functionsを利用している場合、今後のモデル変更やサポート期限に注意しながら、計画的に進めていきましょう。公式の発表やガイドラインを定期的にチェックして、最新の情報に基づいた選択をすることが大切です。この情報が皆さんの役に立つことを願っています。
以上です。