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カスタムドメイン(AzureAppServiceドメイン)を理解する


2024年にはAppServiceでは、URLが短いと一意のURLを作るのが大変になってきたのか、今までよりも長いデフォルトURLに変わりました。
utdapp0524-ds27dh7271aah175.westus-01.azurewebsites.net
 
こんな長い変なURLで本番システムを運用する企業はいないと思うので、カスタムドメインの知識は必須で覚えていただけたらと思います。

カスタムドメインとは?

AppService上で「utdapp0524」という名前のリソースを作成すると「utdapp0524.azurewebsites.net」というドメインが発行されます。このURLで使われているのはカスタムドメインではなく、Azureが無料で発行してくれるデフォルトドメインです。

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デフォルトURLのドメインが無料な理由

Azure側としては、無料でドメイン発行する代わりに azure という名前が入ったドメインにさせてもらいますよ。(もしURLをそのまま使ってアプリケーションが有名になったらURLにazureの名前が入ったURLが世の中の人の目に触れることでAzureの宣伝にもなるから、多少の金額はAzureがもちます。といった考え方です。)
 
この考え方は、ブログサービスで無料ブログを作成するとURLのドメイン部分に hatena , ameblo とかが入るのと同じ考え方です。

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このデフォルト状態に対して、有料プランに切り替えてくれれば、自分で決めたドメイン名(カスタムドメイン)を設定して良いですよ!というのはよくある話で、Azureもそれと同じです。
 
 

外部で購入したドメインも使える

AppService/Functionsにカスタムドメインを設定する場合、Azure上で購入できるAppServiceドメインと、お名前.com・ムームードメインのような外部ドメインサービスで購入したものを使用する2つの選択肢があるので、説明していきます。コストは大幅に変わらないことは先に伝えておきます。
 
  お名前.com

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  ムームードメイン

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AppServiceドメインと外部ドメインサービスの違い

自動更新

◎ AppServiceドメイン:自動更新できる ▽ 自動更新オンにできるので、1年後も勝手に自動更新されるように設定できます。

◎ 外部ドメインサービス:自動更新設定できない ▽ 更新時期がきたら、該当の外部サービス側で更新処理をした上で、Azure側(AppService側)も更新処理が必要です。これが決まった時期・タイミングでやらないといけないので、面倒に感じる人が多いです。

DNS設定

◎ AppServiceドメイン:DNS設定が不要 ▽ Azureが自動でやってくれます。

◎ 外部ドメインサービス:DNS設定が必要 ▽ お名前.comなどの外部ドメインサービス側からdnsサーバーを参照できるように設定が必要なのと、AzureDNSゾーンのレコード設定が必要なので、その辺りを理解して間違いがないように設定しないとうまく動作してくれません。
 
 
 
カスタムドメインの説明は以上になります。 セットでおさえる必要がある、SSL証明書の記事もあわせて読んでください。

www.azureportal-site.com

以上です。
 

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