スタンプ(stamp)
Microsoft が運用しているデータセンターおよびリージョンには、1つ以上のスタンプが存在しており、いずれかのスタンプに AppService/Functions アプリケーションがデプロイ・構成されています。
公開情報には、以下のように書かれてます。
AppService/Functions を構成する各ロールインスタンスをホストする、ゲストOS の集合体を表す概念です。
各リージョンに複数のスタンプが構成されており、AppService/Functionsのアプリケーションは、ユーザが指定したリージョン内のいずれかのスタンプ (スケールユニット) にデプロイされます。
参考情報1)Microsoft の公式ドキュメント
AppServiceプランを新規に作成する際、地域 (リージョン) を選択し、どこのデータセンターを利用するかを選択します。
各リージョンには 1 つ以上のスタンプ (AppServiceを構成する各ロールインスタンスをホストする、ゲストOS の集合体) があり、AppServiceは指定したリージョン内のいずれかのスタンプ (スケールユニット) にデプロイされます。
参考情報2)「ゲストOS の集合体」の説明
フロントエンド(FrontEnd)
クライアントからリクエストを最初に受信する場所です。そして、FrontEnd は正常稼働しているインスタンスが正常稼働していることを確認できたインスタンスに対して、リクエスト処理を転送します。FrontEnd のところに LB(ロードバランサ)があって、各WebWorker(インスタンス)の稼働状況を判断してます。
そして、WebWorker からレスポンスを受け取ってクライアントに返します。
アプリケーションが実行されている場所ではありません。

ウェブワーカー(WebWorker)
Azure ユーザがデプロイしたアプリケーションが、実行されている場所のことです。

インスタンス(Instance)
ひと言でいうと、WebWorker内に設置されている仮想サーバ1台のことです。AppService/Functionsの設定でインスタンス台数を1台増やすとリクエストデータを処理してくれるサーバが1台増えてシステムとしてのパフォーマンスが2倍になる、みたいなイメージです。
WebWorkerと近いワードなので違いがわかりづらいかもしれませんが、FrontEndはリクエストデータを中継してくれる場所、WebWorkerはアプリケーションが処理される場所で、WebWorkerの中にサーバがたくさん設置されていて、その中でご自身のアプリケーションに割り当てられているインスタンス=サーバにアプリケーション実行に必要なデータがメモリー展開されてCPUが処理してくれる。ということになります。
データベースのインスタンスと同じ意味という理解で大丈夫だと思います。
以上です。