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【2021年版】Azure のプレビュー/GA、SLA、公式サポートが5分でわかる

最終更新日.2021/ 9/ 16

 

プレビューとGA

プレビュー

プレビューとは、Azure のプロダクトまたはプロダクトの機能が正式公開(GA)していない、完成前のお試し期間の状態です。
 
サービスレベル契約(SLA)の対象とはならないので、理解した上で利用する必要があります。また、GA される保証がない上に、プレビュー版を使っている途中でも予告なく公開終了してしまう可能性もあるので、本番環境・本番運用での利用は推奨されていません。
 
プレビュー版でも、Azure 有償サポートに問い合わせることはできます。
 
 
 

「プレビュー機能」についての公式ドキュメントを載せていきます。

 
Microsoft Azure プレビューの追加使用条件
azure.microsoft.com

※抜粋1:サービス レベル契約および限定的保証の対象とはなりません。プレビューは、カスタマー サポートの対象とならないことがあります。
※抜粋2:マイクロソフトは、随時予告なくプレビューを変更または中止することがあります。また、プレビューを「一般向け提供製品」でリリースしないことを選択する場合もあります。
 
 
Azure サポートに関する FAQ(プレビュー (ベータ) 版のサービスや機能はどのようなものですか?)
azure.microsoft.com

※抜粋1:Microsoft では、フィードバック収集や評価の目的で Azure のプレビューやベータ、その他のリリース前の機能、サービス、ソフトウェア、リージョンにアクセスできるようにすることがあります。
 

GA

GA とは、Azure のプロダクトまたはプロダクトの機能が正式公開された状態のことです。
 
Azure のプロダクトまたはプロダクトの機能は、おおむねの開発が終わると一旦プレビュー公開されて、ひと通りの機能改善やバグ修正が終わると GA されます。GA されると一旦完成した状態になっているので、安心してシステムの本番環境で使用できます。
 
それぞれのプロダクトについて、
・ 何ができるのか
・ どういう応用が効くのか
・ 料金プランごとにどういう仕組みで動いているのか
などを把握して、メリット・デメリットを考えながら、使用するのが理想です。
 
(2021年6月現在)最近 GA されたプロダクトでいうと、Azure Static Web Apps が公開されましたね。(公開情報

 

SLA (Service Level Agreement)

 
SLA とは、Service Level Agreement の略称です。要するに、Microsoft社 と Azureユーザとの契約・約束です。

Microsoft が、Azure の各プロダクトを稼働率 99.9% 保証します!
99.9% ということは 100 時間稼働すると合計 5 ~ 10 分程度は、メンテナンス等で使えない時間がある場合がある、ということです。そして、この例の場合 Azure プラットフォーム側の瑕疵で 10 分を超えて稼働が止まってしまった場合は、払い戻しをしてもらえる可能性が出てきます。

Azure 公式ドキュメント

各プロダクトの SLA 一覧

azure.microsoft.com

App Service の SLA

azure.microsoft.com

Functions の SLA

azure.microsoft.com

 

Azure 公式サポート

 
まず、有償サポートについての前提知識としてはサブスクリプションごとに契約する必要があります。なので、サブスクリプション A(有償サポート契約あり)と サブスクリプション B(有償サポート契約なし)の場合に、サブスクリプション B で何かエラーが発生して問い合わせても、有償サポートは受けられません。(サブスクリプション A からサブスクリプション B のリソースについて調査してほしいと無理やり問い合わせても断られます。)  

サポートプランの種類を紹介

 
Azure の無償サポート・有償サポートの主なポイントを説明していきます。
 

Azure 公式サポートのプラン一覧
Basic プラン
Developer プラン
Standard プラン
Professional Direct プラン

 

Basic プラン(Azure 利用者なら誰でも受けられます)

無償レベルのサポートが受けられて、テクニカル以外の質問(簡単な使用方法など)であれば答えてくれます。ですので、Azure 利用者であれば誰でも受けられるサポートのことを指します。通話対応はしてもらえません。

Developer プラン(有償プランの中で一番安価)

設定方法等の how to や、何かエラーが発生した場合に調査対応してくれますが、通話対応はしてくれません。
 
以下は、原則対応不可とのことですが、なんだかんだで対応してくれるときはあります。
・エラー発生時の原因調査・解決方法の案内
・想定した動作にならない場合の原因調査・解決方法の案内

Standard プラン(一番利用者が多い)

Standard 以上であれば、エラー発生時の原因調査や想定した動作にならない場合の原因調査・解決方法を案内してくれます。
問い合わせのときに電話希望を伝えれば、電話で問い合わせ内容を聞いてくれたり、回答も報告してくれます。
本番システム停止時に、緊急度A(優先度A)で問い合わせを発行すると、本番システムが復旧するまでサポートしてくれます。(緊急度A対応については、詳細を後述します)

Professional Direct プラン

中/大企業が契約してることが多く、企業によって利用方法・利用状況が変わったりもするので、言及は控えておきます。
 
注意点としては、緊急で対応してほしいときは、Professional Direct プランなどより高いプランだと早く対応してくれる、というわけではありません。スピード感を意識してほしいときは、緊急度(Severity)をBやAで問合せを発行して、問い合わせ内容に急いでいる旨を書けばスピード感をもって対応してくれます。

エラー原因調査の場合の問合せポイント

 
有償サポートに問い合わせるときは、以下を必ず記載しましょう。
 
書いていない場合、サポート側からヒアリングされるやり取りが増えて、事象解決までに時間がかかります。調査に必要な情報も伝えていないのに、早く解決してくださいとせかすことにならないようにしましょう。
 
 

問い合わせの際伝えるべき情報

 

Point
エラーの発生日時
エラーが発生した日時・調査をしてほしい日時を正確に伝えましょう。JST or UTC のタイムゾーンも必ず書きましょう。
Point
操作手順
何をやりたかったのか、何をやったときにエラーが発生したのかを細かく伝えましょう。
Point
エラー発生頻度
「一度だけ発生」「たまに発生」「必ず発生」のどれいずれかの発生頻度を伝えましょう。ほとんど成功しているが「一度だけ発生」という場合は、一時的なネットワーク障害・一時的なメンテナンス発生による影響でエラーが発生したという可能が考えられます。「必ず発生」となると、アプリケーション実装やどこかの設定が間違えている、または Azure 側の障害という可能性があります。
Point
再現性
操作手順とエラー発生頻度も関連してきますが、再現できるのかどうかと、再現手順がわかっているのであれば再現手順も伝えた方が、原因を解決してくれるスピードが圧倒的に上がります。

本番システムが停止してしまい復旧したい場合(緊急度A対応)

運用中の本番システムが停止してしまい、緊急対応してほしい場合は、Standard 以上のプランを契約して、緊急度Aで問い合わせ(ServiceRequest=SR を発行)をしましょう。
 
 

緊急度A(優先度A)の問合せ手順

 

STEP
問い合わせる
緊急度Aを指定して問い合わせをします。
多くの場合、電話希望を選択されます。
STEP
電話で受付け
サポートのエンジニアから受付電話がかかってきます。
STEP
確認される
緊急度Aで対応するために、以下の条件を満たしている必要があるので、まず確認されます。
   ・本番稼働しているシステムが止まってしまった
   ・24時間体制で対応できる
STEP
対応開始
条件を満たしている場合、緊急度Aの対応がはじまるが、条件を満たしていない場合、緊急度Bでの通常対応がはじまります。

 
緊急度Aの条件は満たさないが急いで対応してほしい場合は、緊急度Bで問い合わせを発行して、問い合わせ文章の中に解決を急いでいる旨を記載しましょう。

Azure 公式ドキュメント

 
以下が、サポートプランの詳細が書かれている公開情報です。

azure.microsoft.com

以上です。
 

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