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AzureのPHPバージョン5.6のサポート終了時期についてまとめた

PHPバージョン5.6の終了時期について

 
PHP側の5.6系のセキュリティサポート期間が終了した後、一定期間を経てAzureプラットフォーム側の5.6系自体のサポートを終了予定とのことです。
 
End of Official Support(公式サポート終了時期):2019年1月1日
End of Extended Support(拡張サポート終了時期):2021年2月1日
 
 
各バージョンに対する、サポート期限・ご利用可能期限の公式ドキュメントです。

github.com

拡張サポート完全終了後、どうなるのか?

Azure側で5.6系のサポートを終了時期(2021年2月1日)後、どうするのかというと、
すぐに環境が削除はされないようですが、利用者自身で新しいバージョンに手動で変更する必要があります。
 
よってAppServiceを使う際、基本的には5.6系にバージョンを固定して使い続ける事はできません。
 
言い換えると、PHPバージョン5.6で作成したAppServiceに関しては、2021年2月1日 までは拡張サポートを使用することで、PHPバージョン5.6を継続利用が可能です。
 
しかし、2021年2月1日 を過ぎた場合、(その後しばらく環境ファイル自体は残る可能性はあるが、)拡張サポートを使用していても予告なくPHPバージョン5.6に関する環境を削除されます。
 

サポート完全終了後もPHP5.6を使う方法

AppServiceで「カスタムコンテナ」を使用すると、希望のバージョン(5.6)を固定して、使用し続けることが可能です。
 
カスタムコンテナの公式ドキュメントは以下です。

docs.microsoft.com

 

最後に大事な注意点(Windows 利用の方へ・・・)

上記サイトSupportTimelineのPHP 8.x -> Linux Only のとおり、PHP7.4の拡張サポート期限(2022年11月28日)が過ぎると WindowsOSではPHPが使えなくなります。
 
これを踏まえて、システム開発・運用を進めていただければと思います。
 
 
以上です。
 

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