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AzureStorageAccount(ストレージアカウント)の作り方・使い方

ストレージアカウントとは

Azureサーバ上に、自分用にデータを保存したり、誰かにデータを共有したりできるサービスです。(AWSのE3にあたります)
どういう使い方・活用ができるのかをいくつか紹介していきます。

ストレージアカウントの新規作成

ストレージアカウントリソースの作り方については、全タブ・全項目に触れると長くなるので、別の記事にしました。新規作成する際の参考にしてください。

www.azureportal-site.com

StorageExplorerとは

ストレージアカウントのリソースを扱いやすくするためにMicrosoftが無料で用意してくれている管理ツールです。
 
作成したストレージアカウントを、設定・操作する方法は主に3種類あります。
・ブラウザでAzurePortalを操作する
・CMDまたはPowerShellのCLIでコマンド実行
・StoregeExplorerアプリを操作する
 
 
ここでは、3つ目のStorageExplorerを紹介します。
 

ダウンロード・インストール

以下の公式ドキュメントから、OSを選択して、ダウンロードします。無料です。

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インストール・起動して、以下の画面が表示されればOKです。

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何ができるかは公式ドキュメントに書かれているのでここでは割愛しますが、Azureポータルで出来ることを、使いやすいUIで操作できます。

コンテナーを活用する

コンテナーは名前の通り、箱を作ってその中に色々と入れていくことができます。

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どのような場合にコンテナーを使用するのか例をあげます。

Azureサービスのログ出力先に指定

AppServiceやSQLDatabaseなどの設定にログ出力先をストレージアカウントを指定する場面がよくあると思います。そのときは、事前に作成したコンテナーを指定することになります。

アプリケーション処理からファイルアップロード

アプリケーション処理の中でストレージアカウントにファイルアップロードするとき、事前に作成したコンテナーを指定するようにプログラミングすることになります。

ファイル共有とは

コンテナーとは違って、どこかの端末にマウントする場合に使います。
 

ローカルPCへのマウント手順

ググっていただければ他サイトで細かく紹介されてると思いますので、概要だけ書きます。
 
1. AzurePortal画面からスクリプト取得する。

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2. パソコンのPowerShellに貼り付けて実行する。

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ドライブが追加されて、簡単にストレージアカウントにファイルアップロードできます。

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システム開発での活用

システム開発でよくやるのは、AzureVM(Windows・Linux)にマウントしてそのVMからファイルアップロードすると、アプリケーションがそのファイルを読み込んで処理してくれるということをよくやります。AzureFunctionsのBlobTrigger関数と組み合わせるのも良いと思います。
 

プライベートでも活用できる

ご自身のパソコンに、ストレージアカウントをマウントしてファイルを保存することができます。
例えばご自身のパソコンの空き容量がなくなってしまった場合、ストレージアカウントをマウントしてそこに画像・動画データを移動しても良いと思います。そうすると、他のパソコンやスマホからもその画像・動画データを見ることができます。
 
そのような場合、事前にファイル共有を作成して、マウント(その端末からストレージアカウントに常時操作できるように設定)したいパソコンのコマンドプロンプト・PowerShellにて、ストレージアカウント側で指定されたコマンドを実行すると簡単にマウント状態になります。
 
 
他にもあれば追記していきます。
以上です。
 

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