Kudu(SCM)サイト
「クードゥーサイト」または「エスシーエムサイト」と呼びます。
簡単にいうと、サービス・リソース管理画面といったものですが、どうやってアクセスして何ができるのかを紹介します。
2つのアクセス方法
AppService/Functionsのブラウザ画面からのアクセス方法を2つ紹介します。
ポータル画面から遷移(ブラウザ)
AppService/Functionsの以下のメニューからアクセスできます。
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これが、Kudu(SCM)サイトのトップページです。
URLで直接遷移(ブラウザ)
アプリケーションのURLが"https ://test-app.azurewebsites.net" の場合、
"https ://test-app.scm.azurewebsites.net"(アドレスの途中に .scm を追加するだけ)で、
Kudu(SCM)サイトにアクセスできます。
Kuduサイトの機能を一部紹介
コンソールでフォルダ/ファイルを操作できる(一番よく使う)
Kuduサイトの「CMD」または「PowerShell」を選択すると、コンソールでサーバ上のフォルダ/ファイルを参照だけでなく、作成したり削除したりすることもできます。
上画像はマウスクリックでの操作になりますが、
下方の黒画面では、Windowsコマンドによる操作もできます。
アプリケーションがデプロイ(配置)された内容を見れる
AppService/FunctionsがWindowsOSの場合、D:\home\site\wwwroot が、アプリケーションがデプロイ(配置)されるフォルダです。
以下のように、デプロイしたプログラムファイル・設定ファイルを参照できます。LinuxOSだとできない場合もありますが、直接ファイルを追加・編集・削除することもできちゃいます。
なお、VisualStudioなどからFunctionsのZIPデプロイを行うと、d:\home\data\SitePackages にデプロイ(配置)されたりもします。
Kuduサイト上のログなどをダウンロード
アプリケーションログは d:/home/logfiles フォルダ(公式ドキュメント)に格納されます。
また、アプリケーションログをzipファイルで一括ダウンロードすることもできます。
“https ://<<app-name>>.scm.azurewebsites.net/api/dump”
にブラウザでアクセスすると、“dump.zip”ファイルを取得できます。
(<<app-name>>はAppService/Functions名に書き換えてください)
Process 確認・キルできる
Azure上で実行されているAppServiceやFunctionsのアプリケーションのプロセスを確認したりキルしてしまうこともできます。
手順としては、
以下の [Properties] を押下
Kill を押下
デプロイ端末はKuduサイトにアクセスできる必要がある(重要)
Kuduサイトは、Azure上にアプリケーションをデプロイする際に動作するので、
ネットワーク設定でアクセス拒否をしてしまうとデプロイできなくなるのでお気をつけください。
該当 AppService/Functions > ネットワーク > アクセス制限 > アクセス制限を構成する
をクリックします。
デプロイができないときは、ここで拒否設定されていないか確認してみましょう。
(SCM 側にアクセス制御が1つも設定されていない状態)
全てを紹介しきれていませんので、是非ご自身でもkuduサイトを開いてポチポチいじってみてはいかがでしょうか。
制限事項:Functions(Linux)の従量課金プランでは使えない
Functions(Linux)の従量課金プランでは、Kuduサイトが使えないという制限があります。Functionsの左側メニューを見ていただくと、「高度なツール」メニューがないことがわかります。
公式ドキュメントを見てみてください、バツがついてますね。
最後に・・・
以上です。